0
M24 SWSをベースに、使用弾を7.62mm NATO弾から.300ウィンチェスターマグナムとし、ストック/シャーシをレミントン社のMSRと同様のものに交換したもの。アメリカ陸軍が2010年制式採用。今後、既存のM24 SWSはM24E1 ESRと同仕様にアップグレードされる予定とのことである。レミントン社からMSRとして発表されているものとは別物。MSRは、7.62mm NATO弾、.300ウィンチェスターマグナム弾、.338ラプア・マグナム弾などに対応し、数分の作業で各種銃身と口径の変換が可能な様に新設計のレシーバーと機関部を採用しているが、24ME1 ESRはM24 SWSのレシーバーと機関部にMSRと同様のストックとシャーシを組み合わせている。
今回購入したものは300ウィンチェスターマグナム用のもの(338ラプア用はマガジンがでかい)
装弾数：70発(そんなにはいらない)
全長 約 855mm/ 1095mm-1125mm ストック折りたたみ
本体重量：約 4715g
箱だし初速:約88m/s(適正ホップ)
問題点:ストックの可動部分が若干ぐらつく:マガジンがロックされない場合がある:毎度のことながらネジの締めがあまい
今回のチューニング内容
・ストックの付け根のがたを修正
・マガジンロックの集成
・ネジの増し締め
・KM企画VSR10用 429.5mmTNパーフェクトバレル
・PDI製VSR10用 Wホールドチャンバーパッキン
・PDI製AW338用 シリンダー4点セット
・PDI製 TM VSR-10 90スプリング(スラストリングで調整)
近代改修されたスナイパーライフルはかっこいいなぁぁぁ!
さて、フルノーマルでの弾速です。まあそのままでも使える範囲ですね。
赤丸の所(六角)を外すと、アッパーフレームとロアフレームに分かれます。
次にアッパーフレームからシリンダーを取り出します。赤丸の所に3mmのネジが切られていますので、ネジを入れて引っ張るとセットピンが抜けます。
なお、これは分解しなくても出来るようにトリガーカバーに穴が開いているので、すぐにシリンダーを抜くことができます。
シリンダーです。作りはまあまあって感じですが、シリンダーが薄いアルミみたいなので、少し剛性に不安があります。使用していると歪みがでそう。
シリンダーを分解しました。シリンダーヘッドにくぼみがあり専用ツールを使うと簡単に外せます。(ASP用のツールでは無理でした)
ピストンは作りはまあまあ、スプリングはなんかレート高いですね。スプリングガイドはうん〇です。
ノズルに詰め物をして口径を絞って威力を落としているみたいです。たぶんこれの外すだけで、130m/s位でそうですね。
さて、次はチャンバーとバレルを外します。アッパーフレームにあるレールのネジを外します。間にスペーサがあるので気をつけてください。
糾弾システムとガイドを外します。あとアウターバレルの上側にホップUP調整する芋ネジがあるので、これも外します。マガジンからチャンバーまで、結構な距離があるので、この中にBB弾20発ぐらいは入っていますね。
アウターバレルを外します。少しきつく閉まっているので、アルミテープをアウターバレルに巻いておくと良いかも。
チャンバーがでました。まあよく似ていますね。ここもネジ外します。
今回購入したバレルと比べてみました。純正でもそこそろの出来かと思います。特に歪みや剃れ等は確認出来ませんでした。純正バレルは460mmで、ハイダー付近まで出ています。
さて、チャンバー内部は、少し雑な作りだったので、リューターで少し研磨して、精密バレルとパッキンを交換しました。
あと、BB弾の逆流防止のストッパーがついていましたが、これの為にシリンダーを戻すときに引っかかりがあります。調整して外しても大丈夫そうだけど、今回はそのままで組みます。
PDIシリンダーとの比較です。剛性がスパ抜けています。
スコープとバイポットをつけて完了！
まとめ
総評としては、そこそこチューニング前提なら良いベースかと思います。VSR10とのパーツ互換も多いし、メタルパーツも多様しています。
ただ注意点としては、トリガーシアー系が、オリジナルなので、強化パーツや純正パーツの供給がなければ、アルミ系のピストンは使用しない方が良いかと思います。
あとスナイパーライフルとしては、重い部類に入るので、アタックスナイパーには不向きかも。