Avalon Leopard CQB

こんにちは、香川県の電動ガン・エアガンショップ、MASTERS-ECの店長です!
今回は、AvalonブランドのLeopard CQBをカスタムって言うか調整します。
「AVlon」(アバロン)とは、VFCが、ゲーム向けにカスタムを施したブランド名です。
そうなんです、海外製でも内外ともにTOPclassのVFCがゲーム向けに最初からメーカーカスタムをしています。
車で言う所のニスモや、STiと言ったところでしょうかww
そしてLeopard(レパード)とは、日本語で「豹」ですね。
その名のとおり、ハンドガードがネコっぽいwさらにハイダーが舌みたいwww
そして基本スペックも高い部類に入ります。
0.2g 7.4vのリポで、初速85m/s~94m/s(カービン等含む)連射速度は、15発/s前後と箱出しで十分に使える物が多いです。
それでも個体差があるので、やはり調整はした方がいいかもですw
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今回は、メカボの話ししかしませんw
外装が気になる人は、商品情報を確認してください。
メカボックスには、VFCのロゴが入っており、QDスプリングとボルトストップの機能が付いています。
またフロント周りが強化されています。違法改造や流速をしない限りはメカボックスが割れる様なことはあまりないのですがね(マルイ除くww)
いわゆるver2.5とかですね。
8mmのボールベアリング軸受けが見えます。
ボールベアリングの良い所は、調整すれは、連射速度が数発上がると言う事でしょうか。手でギアを回してもすごくスムーズに回ります。
逆に悪いところはやはり耐久性ですね。いつか必ずぶっ壊れますw
まあ口径が大きい方が壊れにくいですがねww

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内部です。
品質を物語っているのは、飛び出さないラッチ・トリガー・配線類です。
すぱらしいwww
ディレイヤーが最初から付いていますが、気になるところは、セクターギアの擦れた後です。
これは下側のシムが厚く設定されている為、タペットプレートの接触率が多い為です。

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いつもの様に、クリーニングと研磨をします。
バリ等が多いメカボックスの場合は、カットオフ等も外すのですが、今回は外しません。

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ギアはノーマルを加工します。
セクターは前後1枚カット。
スパーは、セクターギアを少しでも下げる為に表面を研磨して調整します。

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ギア鳴りの原因の多くは、ギア同士の接触による音が多いです。
特にセクターとスパーギアのかみ合わせに注意しましょう。

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シリンダーはアルミ製で、加速シリンダーになっています。
個人的には熱が発生する所にアルミ素材を使うのはあまり好きでは無いのですが、このままにします。
ピストンは、最初から2枚目カットのメタル7枚歯で、ヘッドもアルミ製となかなか豪華です。
そして、すごい所は、エア漏れが無い! ピストンヘッド、シリンダーヘッド、エアノズルがきっちりと気密が取れています。
大体の電動ガンは全てエア漏れ、良い個体でもエアノズルはエア漏れってのが定番なんで、これはうれしいw
エア漏れがあると、初速は当然下がるのですが、初速不安定の原因になるので、エア漏れは極力無くしたいところです。まあチャンバーとの相性でチャンバーでエア漏れもありますが・・・

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とりあえず一通り、チェックしたら仮組していきます。
で、ここで問題発生!タペットプレートが最後まで後退してない!
写真ではMAXまでプレートは後退しているのですが、プレートとシリンダーヘッドに隙間約2~3mmあります。
連射速度が遅い場合はこれぐらい問題ないのですが、ある程度早くなると給弾不良を起こします。

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これぐらい空いてます。
うーん気持ち悪いw

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っと言う訳で、ディレイヤーを交換して、後退量を増やします。
調整して、約1mm以下程度にします。
無調整だと、タペットに負荷がかかり、折れたり変形するので、注意してください。
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仮組で一度、ピストンを後退した状態で、スプリングは付けずに空回しします。
変な音等が無ければ、スプリングを入れてテスト。QD式の良い所ですね。

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大体OKなら、本組みをして閉じていきます。
最近の物はセレクターがアンビ化されていますので、一手間増えています。
良くあるのが、セレクター位置が左右で若干ずれる!
まあまあ泣きたくなる時があります。
組み込み時に、ギアのかみ合わせが1個ずれたりしたらなります。
気をつけましょうww