APS/EMG SPACE INVADER 9MM PCC

こんにちは、香川県の電動ガン・エアガンショップ、MASTERS-ECの店長です!
今回は少しマニアックです。
APSベースのNoveske9mmです。
PCCとはピストンルキャリパーカービンの略で拳銃弾を使用する取り回しやすい銃の事ですね。

9mmということでかなりコンパクトになっています。
色に関してはグリーンとなっているのですが、LE系が使っているのをたまに見ますね。

ノベスケ主張が強い!
排出口も9mmなので狭いですね。
また軍事系ではないのでダストカバーなどもついておりません。

マガジンキャッチはアンビではなく通常使用。
セレクターが少し硬い感じですが、緩いよりは良いですね。


なぜかシルバー先端。
14mm逆のキャップなんてもうそらピカピカですよ。

ストックはこのボタンを押して引き出しますす。
なおそのまま抜ききることは出来ません。

アイアンサイトは付属しています。


0.2gでの初速です。
まあ普通ですね。

7.4vでのサイクルは11発
これも今の時代だと普通ですね。マルイ次世代が12発前後なので

マガジンは棒です。
しかも窓からBB弾が直で見えるw
スプリングでは無く多段なのでゼンマイが下にあるのですが、この手のマガジンの割には回しやすいです。
UMP等はそらもう大変!

バッテリーはストックインなのですが、弊社取扱の11.1vなら普通に入ります。

ここも主張してきますね。

チャンバーはマガジンが細くなるので当然こういった形になります。
普通のv2用チャンバーを使うのであればレシーバー長が長くなります。
どっかで聞いた話ですね。

ボルトリリースレバーはここのマイナスピンを抜くと外れます。


メカボックスです。
電子トリガーが搭載されております。
ARESのマグネット方式と同じなのですが、結構弱いです。
ショートや高電圧で簡単に昇天しますのでお気を付けて

反対側
ブローバックモデルはこの疑似ボルトの付け根に突起がありピストンの後退時に引っかけるのですが、まあバランスが悪く最悪ピストンが左右に振れるのでオミットが良いかと。


軸受けはベアリング8mmが付いています。
基板もARESに非常によく似ていますね。


中身ですが、APSは結構肉厚なメカボックスを使用していますので、各ギアなどのクリアランスはかなりギリギリの場合があります。
材質も他のメカボックスと違い硬いイメージですね。


それなりにグリスが付いているので除棄して、軸受けを交換します。

ギアはノーマルを加工してシム調整をします。
この辺りは干渉しなければ普通のver2と同じ感じですね。


ギアとタペットの位置が決まれば、シリンダーなどを付けて最終調整をします。
人にもよるのですが順番としては
1.セクターとタペットの調整
2.セクターギアとタペットの引きしろ・ピストンの調整
3.セクターに合わせてスパーの位置調整
4.ベヘルギアの調整
5.シリンダーとタペットをハズしてギアだけで全体を調整
6.ピストンとセクターの調整
7.全体の調整
私はこんな感じの行程です。

セクターギアは色々な仕事をするので一番調整が必要な所となります。
あまりハイサイクルにしないのであれば、特に必要ないかもしれないのですが、出来ることはやっておきましょう。

で組み込みです。
アンビセレクターのめんどくさい所です。
左右のセレクター位置を合わせながらメカボックスにはめ込みます。
大体銃身向かって右のセレクターの遊びが少しあるパターンが多い気がします。

ここまで組み込んだらようやくセレクターを左だけ付けます。
理由は作動確認は最低限の構成の方が、要調整だった場合楽w

上がノーマルスプリングで、下が今回いれるM100スプリングです。
ずいぶん長さが違うのですが、純正が短いのです。

モーターは出してたの?って人が多いと思いますが、ガーター製!
でも相性悪かったので今回はハズしました。

2vで約20分ぐらい回して慣らしをします。

交換したパーツは
・軸受け
・ヒストン
・ピストンヘッド
・スプリング
・モーター
のみであとは加工調整で終わらしました。
11.1v利用でサイクル25発前後の初速は93m/s前後になりました。
トリガーが重いのが少し気になりますが、全体としてはバランスの良い物になったと思います。