本日は出る出る詐欺かと思われるぐらい発売が遅いARESのSCAR SCより、後に発表されたCYMAが先に出ちゃいましたので、見ていきます。
SCとはsubcompact Carbineと言う意味なので、まあカービンと言う位置づけですね。
しかも300ブラックアウト弾仕様も存在します。
最近なにかと300ブラックアウト弾仕様がちらほらありますが、本来は7.62×39弾のような威力と、亜音速のサプレッサーを装備した時に効果を発揮するコンセプトで開発されたような気がします。
威力をジュール計算で表すと、正直大して変わらないのに初速は結構低くなるので、個人的にはサプレッサー装備時に効果を発揮する認識です。
重量は約3kgとそこそこ重量があります。
マスの集中化により結構重く感じるかもしれません。
バッテリーはストックを外して、メカボックス上部に入ります。
基本はウナギなのですが、少し細めのスティックなら入りますね。
初速とサイクルはこの程度ですので、今時の電動ガンのスタンダードって感じです。
過度な異音もないので、箱だしでも使えるかと思います。
分解していきます。
SCARと言えばと言うぐらいおなじみの、ストック付け根のネジを外します。
マルイはたしかどっちかがダミーだっけ?
続いてピンを抜きます。
CYMAの場合のみなのですが、チャンバーの給弾口のネジを外して、前方へ押し込みます。
これでアッパーが外れます。
見た目は新型素材のVer2ですね。
セレクターは横のイモネジを外した後、外れるので左右バズします。
チョットブレブレで見にくいですが、マガジンキャッチはここからイモネジがあるので外します。
モーターは見た目も性能もアレな奴です。
MP5に使用しているハイトルクモーターが良いですがね
メカボックスになります。
特殊なセレクターギアが付いています。
このセレクターギアなのですが、合金な為結構脆いので、セレクター台座のネジの締めすぎは注意が必要です。
ネジロック剤を使いましょう。
QDがついているので、外します。
中身ですが、最近のCYMA様ですね。
エイリアングリスでは無くなっています。
基板にショートを防ぐためかメカボックスが重なる所に、シリコン状のものが付いていますね。
全部外して、ピストンレールは磨きます。
軸受けは8mmのグリス溜まりが付いている使用です。
あとはメカボックスに製造工程ででるバリを目立つ所は削り取ります。
ピストンは1枚が金属のほぼ樹脂ビストン。
好きに弄って良いと言うお客様の声が聞こえた気がしたので、シリンダーも交換します。
加速ポートはフライスで作りました。
アルミシリンダーだとどうしてもピストンのこする音が大きいので、余裕があれば交換したいところ
エアノズルもエア漏れが酷いので、M4用と交換、高さはぴったり同じです。
エアノズルを交換すると、給弾・初速が変わったりしますので、結構経験のいる部位なのです。
12:1のギアでずか、スパーが軸受けとのクリアランスを取れなかったので旋盤で削って調整しました。
なにかぶれずにギアを旋盤に固定できる方法無いですかね~超むずい
ギア・び゜すトンなどの調整が出来ればGATEのASTERを入れます。
基板固定するネジの部分をフライス等で削り飛ばさないと入りませんのでご注意。
配線の引き方は色々あると思いますが、私の場合は、細い関知線を一番メカボックス側にして、モーターを跨ぐ黒線を重ならないように通した後左側のルートでは検知線と黒線を交差されています。
あまりサイクルを上げる気はないのですが、タペットの最終調整をします。
この調整が終われば逆の手順で組み込みます。
整備性は結構良い銃なので、なんとかサクサク作業が出来ました。