
今回はAFと言うメーカー?から出ているSIG MCX SBRを調整します。
E&C製だとは思うのですが、大人の事情があるのですかね。
あと個体差がありますので、このBLOGの中身が全てでは無い事に留意してください。

このモデルはデザートカラーですが、複数のカラーが存在します。
独特のフォワードアシストやトリガーガードが特徴となります。

ハンドガードはMロックが3面あり、長さ的には10インチ程度かと思います。

まず発見したのは、フレームピンの周辺の品質・・・
後でリューターで少し整えます。

刻印はシリアル以外は入っています。
やはり、箱だしで、フレームピンの周辺の品質はちょっと・・・・(この個体のみの可能性もあり)

バッテリーは外部にするか、ハンドガード内に収納します。ただし結構タイトなので、バッテリーは選ぶかと。

箱だしのスペックとしてはまずまずなのですが、少しトリガーフィーリングにストレスを感じますね。
まあ分解したらわかるでしょ

チャージングハンドルを引くと、ダストカバーが開くはずなのですが、開きません。
仕方ないので手で明けましたw
アッパーを外した状態です。
メカボックスがもうE&C製ですね。
初速が低くは無いので、それなりに気密は保たれているかと思います。
ストックにはSIGのロゴがしっかりと入っていました。
こんな所はポイント高い。
いかにも外れそうですね。
外すとQDが出てきました。
メンテナンス性は良いです。
グリップの後ろのピンがありません・・・
箱の中を探しましたが・・・ありません・・・
モーターは無刻印のモーターが入っています。
その辺りのスタンダードモーターと変わり有りません。
なぜかグリップからイモネジが落ちてきました・・・・・
メカボックスはやはりE&C製でした。
アンビセレクターギアは貫通型
で何故か、なんかの破片が付いていました。
ギアの破片かな・・・・
中身ですが、マグネット式の電子トリガーユニットが入っています。
あとシムが1枚も入っていません。
ピストンは樹脂製・・・・・・・2枚目の歯は落とします。
さてクリーニングして調整していきますが、この軸受けがあきらかにメカボックスより浮いています。
シムば無いのではなく入らないって感じですね。
ギアを加工して、シム無しでメカボックスを閉じたのですが、ボールベアリングのハズなので、抵抗が大きいです。
軸受けが出ている分ギアに圧が掛かっているんですね。
トリガーの違和感の原因はこれでした。
仕方ないので旋盤でスパーとセクターギアの軸を削って遊びを作りました。
これで手で回したらスムーズに回るようになったのですが、たまに引っかかりがあります。
一定の回転で何かに当たっている感じで調べると、トリガーとセクターギアが接触していました。
対処としては、トリガーに1mmのゴム板をしいて、クリアランスを確保とともに、トリガーを少しショートストローク化しました。
なんやかんや合って想定以上に時間掛かりましたが、とりあえず組み込み、このショートピストンを模倣していた突起をカットしました。
次に、配線の処理・・・
これ箱だしですよ。
伸縮チューブで露出面を保護して、まとめました。
これにより、アウターバレル上に弊社のステック型のバッテリーが入ります。
サイズ自体はその辺りにあるステック型と変わらないと思いますが、配線を短くしていますので、収まりが良いですね。
これで試射して完了ですが、ここ10年ぐらい海外製のエアガン入れていますが、久しぶりに酷いのに当たりましたw
でも格好いいので、ちゃんと調整すれば良い銃になりますよ。
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