LCT製 SVDドラグノフ検証

こんにちは、香川県の電動ガン・エアガンショップ、MASTERS-ECの店長です!
今回はお待ちかねのLCTドラグノフを見ていきます。
ドラグノフと言えば、電動だと、リアルソード・CYMA・A&K等から電動が出ておりますが、性能的にはどれも一長一短がありますね。


ストックはリアルウッドで、実銃などでよく見る物よりは明るい色です。
レシーハー等はスチール製で磁石がちゃんとつきますね。
なおチークピースは別売り・・・・

ハンドガードもリアルウッドで銃身はスチール。
バッリテーはハンドガード内に収納するタイプで。
ピンを180度回転させて、ハンドガードを押さえているカバーを前方に引いて外すのですが、この個体はめちゃくちゃ硬く、RS製を思い出すぐらい硬かったです。
CYMA等は逆にかなり緩いので簡単に外せます。

マズルフラッシュは根本まで一体成形で、ネジなどは切っておりません。
ここもスチール

マウント部分ですが、エッジが効いており、光学機器が上手く付かない場合は光学機器側を削りましょう。
実銃より光沢がなく、スチール独特の感じが出ています。

ここにバイポットのぐらつきを固定するピンが付いているのですが、穴は空いているのですがピンはありません。
そもそもバイポットが再生産されてない・・・

リアサイトになります。
ロシア語等ではなく数字が入っています。
どこの国のかは忘れましたが、伏せたまま調整できるように裏側にも刻印されている物もあります。


給弾口です。
マガジンの挿入が結構硬く遊びが非常に少ないです。
なれれば、気にならないと思いますが、最初は結構戸惑います。まあ個体差もあるやろうけど

マガジンです。
60連と90連がありどちらもスプリング式の同じ値段!


RSやCYMAと同じかな・・・・互換は確認しておりません。


ハンドガードをハズします。
まずピンをこの位置まで回します。
折れるかと思うぐらい硬い個体がありますが、スチールなので折れないかと
CYMA様は無理にするとへし折れます。

カバーを前方に移動されるのですが、かなりタイトですのでまっすぐに引き上げましょう。
シリコンを吹くとスムーズになります。

ハンドガードの先端には金属のカバーが付いています。
ハンドガードの遊び防止ですね。


この個体はココがめちゃくそシビアだったので削ってほどよい感じにします。

続きまして、トップカバーを外します。
ここは予定でおりすんなり外せました。
この状態でピンを戻してピンもハズしておきましょう。

カバーが外れたらセレクターもばすします。
2時の方向ぐらいまで上げると外れます。


そしてロックピンを外すのですが、ココが少し特殊。
ピンを回転させてネジが外れる位置まで回します。

こんな感じ。
これでM2.5で外します。


続きして、銃身を外すので、リアサイトの下にあるイモネジを緩めると、前方へ抜くことが出来ます。


チャンバーは、後方より斜めにして引き抜きます。
RSがベースになっているのは一目瞭然

ドラムのネジを外すと天板が取れて押さえが見えます。
無くさないように。

インナーバレル長は700mm。。。こんな所までコピーせんでもええのにw
ショートストローク化するので、バレルは短くします。
フルシリンダーでも長いと思うwまあ銃身長が長いので仕方ないのか

グリップエンドはこのネジを外します。

QDスプリングになっているのですが、外れません。。。封印かな?

メカボックスです。
まあどこかで見た感じのメカボックスですね。
モーターがスリムモーターになっているのとトリガー周りのパーツの剛性が高い。


特に封印している感じでもないのですが、抜けません。
なんでやろ??

モーターは、LCT製のハイトルクモーターが入っています。
回転数は低いので、7.4vで4枚ギアだと、かなりレスポンスは悪いです。

シールが傷つくのは、ぬくときに内部と干渉するので致し方ない感じです。

ネジは少なめですので、分解は簡単かな。
でもこの軸受けは・・・まさかと思うけど
やっぱりギアが食い込んで外れない・・・・
LTC製は結構こういうのがあって、ギアの軸が太いというよりは、ベアリング軸受けの内径が小さいようです。


中身はRSやCYMAと同じ構造ですね。
このメカボックスの問題点は
・ギアが4枚あり、セクターギアも19枚なので、レスポンスが悪い。
・第2第3ギアのクリアランス調整が不可能なのでギアノイズが残る。


グリスは多いのですが、固形化はしておらず、ギア同士の擦れなども特にはありません。


こんな感じで軸受けが外れない所が数カ所あり、プライヤーで無理矢理外します。
まあ軸受けは再利用しないので、破損しても問題は無いです。
セミオート専用なので、ベアリング軸受けは残したいのですが、ここまでキツキツだと調整すら出来ないので仕方なし。

軸受けはメタルに交換します。
今度検証用にベアリング軸受け9mmも試して見ます。


メタルを圧入しました。
結構タイトで、かなり時間が掛かりました。


続いてシリンダーに行きます。
ノズル位置は中心より下になっており、専用設計ですね。
少し気密漏れしていたのでシーリングします。

ピストンはスチール歯の2枚目のみハーフになっています。
このパーツはCYMAにも流用出来そうですね。

QDガイドですが、特に封印は無かったのですが、単純に経がデカい・・・
個体差でたまたまかもしれませんが、削って普通に使えるようにします。
全体的におおよそ0.7mm程削りました。

ピストンヘッドですが、結構ボアが大きいです。
左が通常・右がSVD用です。


ピストンとの間にガイドを付けてかさ増しします。
ちょっと首が長くなると首振りが心配ですが、検証と言う事で。

シム調整をしながら一つずつ合わせて行きます。
セクターは4枚カットし、ショートストローク化
2枚目と3枚目の歯が衝突してうるさいのですが、予備パーツが無いので加工はせず、このまま組みます。
少し頭を削ったらよいかな~って思っています。


GATE製のPICOAABです。
まさにSVD用にあるかと言うようなおあつらえ向きの形状をしております。
トリガー焼けとアクティブブレーキが欲しかったので付けました。
アクティブブレーキが無い場合、ハイトルクモーターで11.1v仕様の場合オーバーランしてダブルタップになる場合があります。

妥協点もありますが、とりあえず組み込んで行きます。
この状態で試射出来るのが良いですね。
ただ、このモーター・・・高さ調整がネジピッチの半回転事でしか設定できず、設定が難しい上にレシーバーに収めると調整不可w

チャンバーはバリなどは特になく、mapleleafパッキンと6.05mmの509mm精密バレルに交換しました。


この状態で試射して、作動音はそこそこしますが、まあ11.1vで使用するにはレスポンスもそこそこ良い感じです。
今後は、スリム型のハイスピードモーターやベアリング軸受け・ギア加工などをやってみたいですね。
まあ実銃に忠実で無いとかSNSで言われていますが、私はSVDの実銃を撃ったことがあるのですが、特に気に入らない所はなく、品質は良い方かと思います。
まあSVDは年第や生産地域により色々と細かい違いがあるので、そこまではわからないと言うのが本音です。
コロナの影響で、原材料不足・人材不足の上に円安が重なってどんどん値段が上がっていますので、高い商品や値上がりが増えていますが・・・・欲しいものは欲しい!