
今回は、トンプソンの初速が0.2gで60m/s台になってると言う事で、ついでに11.1v仕様にもしてもらいたいと言う依頼です。
先に言いますが、(写真とるの忘れたww)トンプソン・ファマス・MP44等の著しい初速低下の主な原因は、チャンバーをネジ等で固定している為です。
この固定しているネジや固定しているアームがプラスチック製で劣化によりへたります。
そうすることで、チャンバーブロックとメカボックスに数mmの隙間ができて、エア漏れ等により初速が著しく低下します。
解決作としては
・強いスプリングに交換する
・長いエアノズルに交換する
・チャンバー固定をあえて捨て、スプリングでメカボックスに押しつける
弊社では、3番目のあえてチャンバーを固定せずに、M4の用にスプリングでメカボックスにチャンバーを押しつける方法をとっています。
これである程度は解消されます。
さて、メカボックスの方にいきますね。
まずは、ストックの付け根のこのネジを外します。
すると、突起しているボタンでアッパーが留められているので、押しながら前方にスライドさせるとアッパーが外れます。
外した状態です。
次にセレクタの横にあるイモネジを緩めると外れます。このときゴミの様なピンがありますので落とさないように。
するとセレクターのノブがでてくるので、外します。
あとは、グリップを外すとメカボックスが取り出せます。
メカボックスです。
シンプルですねw
軸受けはプラ製でスパーの所が特殊ですので、通常の電動ガン用では合いません。
P90用のメタルの軸受けに変更します。
トンプソンは、あえて連射速度を落とす為に、スパーギアが小さくなっています。(右が純正)
これを、スパーギアの軸受けを反対にすることで、通常のスパーギアが入りますので、それに交換します。
今回は18:1のスタンダードギアを加工して付けます。
すこし、タペットプレートの引きしろが甘かったので、ディレイヤーにて対応。
想定は、11.1vで26発前後の予定なので、それに合わせたセッティングをしていきます。
エアノズルとピストンの動きがキーになり、レスポンスを上げる為に、ショートストローク化します。
組み上げです。
トリガーユニットが別体になっているのは、整備性が非常に良い。
セミ/フル・セフティーの切り替えが独特ですね。
考えた人はすごいww
11.1vを使用するので、最近では配線はそれなりに丈夫になっているのでそのままでも大丈夫な個体が多いですが、コネクターはダメですww
11.1vでセミを多様していたらたいてい焼けますww
50Aまで対応できるT型に変更します。
トンプソンの場合は、ある程度のレスポンスを上げようとするといろいろパーツ交換・加工が必要となり結構費用が嵩むのですが、それ以上に変化を楽しめます。