CYMA製 M14EBR MOD0

こんにちは、香川県の電動ガン・エアガンショップ、MASTERS-ECの店長です!
今回はEBR!です。
正直EBRはどのメーカーの物でも分解や調整にものすごく時間が掛かります。
G&Gを除くほとんどはマルイ製のコピーなのですが、微妙に違う部品を付けてたりします。
兎に角分解に時間が掛かり、試射するのもある程度組まないといけないと言う難しい子ですw
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元々M14はベトナム戦争時にM16がくるまで現役ばりばりでした。
7.62mmなので反動が大きい上に、弾倉は20発で、木製のストックはジャングルですぐ腐ると言う問題がありM16が配給されてからは倉庫でお休み状態だったのですが、近年の中東での戦闘で中距離での撃ち合いが増えてきたので、引っ張り出して使おう計画の一環で近代改修されたのがEBRです。
MOD0は、ストックがワイヤーストック的ななにかで見た目はかっこいいのですが、剛生不足を指摘され、MOD1でM4系のストックチューブとクレーンストックになり、剛生は上がったのですが、形がね~ww

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EBRはどのメーカーもフロントヘビーですw
でも最近のCYMAはアルミ比率が上がっており金属でも軽くなってきているのでいい感じかなw
トップにはレール番号が振られています。
バッテリーは外だしの右になっています。

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側面はハンドガードの前半分ぐらいまではレールが付いており手前は銃を保持する為のカバーになっています。

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グリップはモーターが入ってないのでスリムです。
グリップ後方のレバーを操作してストックを出し入れしますが、少し硬いですね。
リアサイト下のダイヤルを回す事でセミ/フルの切り替えが出来、セフティはトリガー前方のレバーを手前にすると掛かります。

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乾燥重量(バッテリー・マガジン・光学機器なし)で4k超えているので重い方ですが、取り扱えないレベルではないですね。

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分解はまず、ハンドガード上部のトップレールを外します。
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次に、トリガーユニットを外すのですが、トリガーガードの後方に穴があるのでそこに7.62mm弾を差して下に上げるとユニットが外れます。
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そのご、いろいろなネジやボルトを取ってようやくメカボックスが出てきます。
メカボックスの左右についている部品を良く覚えておきましょうw

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小さいスプリングは無くさないようにね。

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この形は記憶しておくww
セミ/フルの切り替えがややこしいw
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最終的には全部とっぱらないといけません。
こうなるとかなりスッキリしています。
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お約束の紺色グリースで一安心してからクリーニングに入ります。
ちなみにM14は、ギア・タペットプレート・インナーバレルが独自設計で他の電動ガンと互換ありません。
インナーバレルについては切り込みがオリジナルなだけなんですが、そのお掛けで選択肢が少ないです。

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まずは、クリーニングとバリ取りをします。
ピストンレール丸みを帯びているのはいいですが、レール部分にある穴のバリ・・・・

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バリ取りをしていきます。
余計な物が無いのでシム調整はやりやすいです。

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今回の依頼は、40mの精密射撃で、ゲームでは使わずレンジのみ、フルオートもほとんど使わないと言う事ですので、予算内でできる、気密の保持をメインにしました。
ビストンヘッド・エアノズル・シリンダーヘッドを見直して気密を取っていきます。これだけで初速が0.2gで88m/sからやばい領域に入りますので、どれぐらいエア漏れしていたのかが解りますねw
ピストンも変える予定は無かったのですが、セミを数発しか撃ってないのでピストンの歯にギアの傷があったので交換です。
インナーバレルは精密バレル+MapleLeafで調整します。
チャンバーがCYMAはオリジナルなので、マルイ用のメタル等はしよう出来ないので、当たり外れがあるのですが、この個体はまあまあかな・・
弾は0.25gで84m/s前後に仕上げました。
精密射撃は銃も当然なのですが、弾がかなり重要になってきて、スケールで直径を測り、計量器で重さも合わせるのが基本・・・・その作業が想像するだけであぁぁぁぁぁぁぁってなりますww
ちなみにサイクルは11発/sと早いとは言えませんが、まあ今の電動ガンのスタンダードレベルなので良しとしましょう。
トリガーレスポンスは良い方ですねw