ARES WA2000

こんにちは、香川県の電動ガン・エアガンショップ、MASTERS-ECの店長です!
今回は持ち込みでの修理を致します。
物はARESのWA2000となりますが、購入して初速を計測したらオーバーしていたのでショップに持っていき相談したら、スプリングカットして初速を落としてくれたとの事です。
しかし、スプリングテンションがなくなりシアーピンが脱落する、バネが暴れる等があり今回お預かりしました。
WA2000はワルサー社のセミオートマチックライフルなのですが、これはボルトアクションのエアコキになります。。。逆にスノーウルフのバレット98Bはボルトアクションなのに、電動・・・
よくわかりませんね


機構としては、エアコキなので、そんなに複雑ではありません。
上下のパーツを外して、左右のパーツを外す感じになります。
ただ、試射しようとしたのですが、シアが掛からず、掛かってもボルトを戻そうとすると開放されてしまい、試射すらできませんでした。


プルバップなので、さほど長くは無いのですが、思いです。
脚は取り外されておりました。


サイドのパネルを外すとシリンダーが出てきますが、ボルトハンドルに連結されており、上の六角を緩めることで抜くことができます。
擦り傷や粉砕されたBB弾の破片がかなりありました。


スプリングは単純にカットされており、短すぎてシリンダー内で遊んでいました。

セカンドシアですが、完全に舐めています。あとBB弾の破片・・・・

ちょっと面倒なのですが、トリガーユニットを外します。
ARESの古い設計のボルトアクションではよくあるかとなのですが、シアーが欠けるか、ファーストシアーのスプリングが弱く、ある程度の強いバネを使うとすぐに開放されます。


トリガーと連結しているロッドを外すと上へユニットが外せます。

角を削って調整しようと思ったのですが、思っていたより上の部分が削れていたので、VSR用のスチールセカンドシアーを流用します。
ファーストシアーは特に問題なかったので、そのまま使います。

ファーストシアーのスプリングには、経の細いスプリングを中に入れて強化します。
シリンダーには、20mm程度のショートストローク化することによりスプリングの遊びを無くし、再度初速調整をします。
今回はチャンバー周りはそのままにしたのですが、試射ではそこそこまっすぐに飛んでいました。
このモデルは、給弾が銃口の下に直接BB弾を入れる仕様ですので、あまりサバゲー向きでは無いと思いますが、ロマンの塊ですね。