G&G M1ガーランドETU付き

こんにちは、香川県の電動ガン・エアガンショップ、MASTERS-ECの店長です!
今回はメンテナンス性が低い!M14系メカボックスを有するM1ガーランドをカスタムします。
お客様の希望はレスポンスアップ及び、精度の向上となっております。

ストックはリアルウッドですが、あまり重くもなく、ほどよい感じです。
多分ですが、映画などでみるガーランドよりも実際にみると大きく感じるかと思います。


実銃の弾は3006弾と言う、7.62mmなのですが、現在の7.62mmNATOよりも薬量が多いため反動は大きいです。


下側は、バレルがむき出しになっているのが特徴ですね。


マガジンフロアーなのですが、マガジンの挿入に少し癖があり、変に入ると給弾しない場合があります。
トリガー周りはほぼM14ですね

リアサイトと、ハンドル、ボルトです。この辺りもM14と非常によく似ています。

ボルト開閉時です。
ホップはここで調整出来ます。
ただ、ボルトロックは掛かりません。

本来は、残弾を抜くボタンなのですが、マガジンリリースボタンになります。

マガジンです。
いびつな形をしており、真下から真上に挿入することが出来ないので、少し練習が必要かと思います。

ストックエンドにバッテリーを入れます。
FETとヒューズがあるので少し手狭に感じるかと思います。

0.2gでこの辺りの初速です。
まあ少し物足りないですね。


分解手順としては、まずハイダーの下にあるデカい+を外します。


するとハイダーがネジ式になっており回して外れます。

ここまで外すとあとは前側のパーツを抜いていきます。

この辺りまで簡単に抜くことができます。

トリガーユニットは、M14と同じで、トリガーガードを展開させて外します。
するとストック一式が外れてレシーバーが出てきます。
モーターが奥に入っていますので、斜め前に抜いていく感じです。

もうフルオート機能をオミットされたM14メカボックスですね。
トリガーのテンションがモーターホルダーの根本で連結されています。
たまにココが折れる場合があるみたいです。

まずは、ボルト周りを外していきます。


バレルを抜く為に、このネジを外します。

チャンバーはネジによりアウターバレルに固定させて居ますので、飛び出す事はありません。


チャンバー自体は金属製で、ダイヤルなどは別パーツの樹脂となっています。
ノーマルの場合、パッキンの突起が強くて、ノンポップでも鬼ホップになる個体があるので、修正する場合はここまでバラす必要があり、結構手間ですね。

少し硬めのグリスがべっとりと付いたパッキンが付いています。
海外の1.4jぐらいのパワーだと重量弾が基本なるのでこのぐらいでも良いのですが、日本仕様ではやはり少し硬いですね。

バレル長は509mmで通常の電動ガン用となっています。
ここもグリスべったりですね。


ホップアームです。
押しゴムは中空タイプが付いています。


続いて、メカボックスを取り出します。
マガジンリリースのボタンの後ろにあるネジを外して、マガジンリリースボタンを押しながら下に抜く感じで素直に抜くことが出来ます。

一部がカットされているのですが、スプリングを交換する目的ではなく、レシーバーに合わせてカットされています。
スプリングガイドを工夫すれば、ここからスプリングを抜くように出来るかもしれませんね。
G&Pがこんな感じでメカボックスの上から抜く仕様の物があります。

トリガーのスプリングですが、結構巻き込んでいるので慎重に外してください。
雑に外すと曲がったり折れたりします。

モーターホルダーはメカボックスに対してある程度角度が付けれるようになっているですのが、これは別の電動ガンにも使える用にしている物と思われます。


ここまでくれば後は、ネジを外していくだけです。

内部ですが、少し固形化したグリスが付いていますが、全体としてはすっきりしています。
タペットの形状が面白いですね。

このメカボックスの面倒くさいNo1の所です。
給弾口が一緒になっており、スプリングでテンションが掛かるのですが、押さえていないと固定しません。
つまり、スプリングのテンションの為に、シリンダーを押さえつつ、この給弾口を押さえて、逆転防止ラッチやギアを見ながら蓋をする必要があるのです。


逆転防止ラッチは、外から解除できる用になっています!
ストックを外さないと解除出来ない微妙なやです。

とりあえず、軸受けもメタルにするてので、クリーニングします。

ピストンレールの所は少し磨きます。
あとはバリがあれば削り落として完了です。

ピストンは、金属歯が1枚の樹脂製で、圧縮漏れが少しある感じです。

スチール歯にするので、合わせをしています。
相性が悪いと、ピストンの動きが窮屈で、初速低下の原因になりますので、チェックは必要です。

ギアはハイスピードギアを加工して取り付けます。
フルオートは無いのですが、レスポンスアップの為に必要になります。

モーターはASGの40Kを入れます。
どちらかと言うとハイスピード系なのですが、トルクもありバランスが良いモーターです。


ノーマルは、中華机モーターと変わらない残念18000が入っています。
海外製なら25000が入っている事が多く、コストカットなのか・・・・

駆動確認と、ノイズ確認の為に、とりあえずモーター直付けのスイッチでテストをしていきます。

バレルにガタがあったので、アルミシールで埋めます。
水道のシールテープやアルミテープは非常に調整に有効に使える道具ですね。

仮組みして、全体を調整していきます。
モーターホルダーにフララックテープを巻いているのですが、巻きすぎると熱がこもるので注意してください。

トリガーバラします。
ピンを抜くとスプリングが出てくるので無くさないように。

若干左右の遊びが多かったので、ここもアルミテープで調整します。
ここまで行って問題無ければ組み込みしてきます。
これで全体的なカスタムは完了しましたので、野外で試射して問題無ければお出しする感じです。