今回はフランス軍がしばらくの間使用していたFA-MASがGBB化されましたので、それの調整をしていきます。
FA-MASは長きにわたりフランス軍の正式小銃として、様々な戦場で使用された実戦経験豊富なプルバップライフルです。
バリュエーションが豊富にあり、陸軍だとレイル付き、海軍だとスタナグマガジンが使用できるG2等がありますね。
今回は、初期頃のF1がモデルアップされました。
今年の台湾のMOAでは、アップグレードキットとして、レイル化が発売予定だと聞いています。
まず、ここのピンを2本抜くことで、ストック周りとアッパーが外れます。
こんな感じに。
ストック側に付いているリコイルスプリングです。
細いスプリングと太いスプリングが付いていますが、太いスプリングはめちゃくちゃ硬いので、細いスプリングだけにします。
また、フルストロークを止めるガイドも付いていますが、同時に外します。
この辺りは工具無しで可能。
続いてボルトですが、このピンを抜くことにより外せますが、ピンは一方から抜けて、抜け防止ガイドがついています。
前方向かって左から右に抜いてください。
ボルト単体です。
ネジ2本とイモネジ2本外すとフローティングノズルが外れます。
ここは結構整備性高いですね。
ノズルは特殊のオリジナルですね。
続いて、このイモネジを外します。
簡単にばらすことができます。
今回NPAS化しようと思っていたのですが、形状を見て、3Dプリンターで作った方が良いのができると思い、今回は確認のみで戻します。
戻す時は、イモネジが、スプリングの輪っかに入るように入れる必要があり少しコツが必要です。
続いて、バレルを外します。
まず、ここにインサートが入っているので取ります。
トリガーアームのネジを4本外します。
すると裏に対になっているパーツが出てきますので、無くさないように。
これで、ロアを前方にスライドすると外れます。
写真忘れたのですが、ハイダーを外して、フロントサイトの下にイモネジがあるので、それを外して、スライドさせるのですが、硬くて動かないです。
このようにネジロックが大量に使われているので、ヒートガンで暖めてからハンマーで軽く叩くと外れます。
リアサイトは普通に外れました。ネジ式ですが。
あとはここのナットを緩めるとバレルがようやく外れます。
チャンバーは一般的なダイヤル式で、バレルはステンレスが使用されています。
ここをmapleleafのパッキンにして、アームが直押しになっているので、削った上で間にゴム板を挟みます。
アームは1.5mmぐらい削って、1mmのゴム板を張り付けます。
これで後は逆に戻して完成ですが、以下の注意点があります。
・バレルの根本のナットを締めすぎるとホップダイヤルが動かなくなる。
・フロントサイトを締めすぎるとアッパーフレームが入らなくなる。
ですので、ナットを締めたらダイヤル回して確認、フロントサイト付けたら、アッパーを入れで入るか確認。
この作業はした方が良いです。
気温が低いので、試し撃ちにはあまり適して居ませんでしたが、弾道はかなり安定しました。
また、当フィールドに訓練に来て頂いている元フランス外人部隊の講師の方が、このFA-MASの出来に絶賛していました。